当たった!外れた!あの有名企業のブランディング4事例

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マーケティング活動の一環として、企業イメージをアップするために、ブランディングに力を入れている企業様も多いのではないでしょうか。

そうなると、他の企業では、どんなことで成功したか、どんな施策は失敗したのか、気になるところかと思います。

この記事では、誰もが知るような有名企業の、成功事例と失敗事例をご紹介します。また、これらの事例から、成功につながる法則を探りたいと思います。

失敗事例

まずは、できれば避けたい、失敗してしまった事例から。 どこがまずかったのでしょうか?

予想と異なるツイートが…

マクドナルド×Twitter

まずは、超大手ファストフードチェーンのマクドナルドから。
マクドナルドの想い出を、Twitterで語ろう!という、心温まるはずの企画だったのですが…。
ここでお伝えするのは憚られるような、マクドナルド批判が、数多く寄せられたのでした。
自身の企業イメージを高く見積もっていた、ということなのかもしれませんが、日本で同じキャンペーンを行っていたら、こうはならなかったようにも思えて、いささか気の毒なような気もします。

ちなみに、#McDStories turns into #McDhorrorstories などという記事も出ていました。
うまい!けれど、恐ろしいですね。

デザインにお金をかけたのに…

ソニー「クオリア」

続いて、固定ファンも多いメーカー、ソニーの事例です。
デザインに最も大きなこだわりをもって発売された最高級ブランドの「クオリア」というシリーズがあったそうなのですが、
そのスタイリッシュな外観からは想像しがたい、古風な中身だったようなのです…。
いくら外見が素敵でも、仕様が時代に取り残されたものでは、生き残るのは難しかったようで、
発売からわずか2年で、消えてしまったそうです。

デザインといえば、最近は国立競技場の問題がありましたね。
中身に見合う外観、というのは、案外重要なのかもしれません。

成功事例

続いて、さすが!とうなってしまう、成功事例をご紹介します。 奇抜なことをするわけでは、なさそうですよ。

値下げもテレビCMもなしで築くブランド

スターバックス

 サードウェーブの波にも負けず、まだまだ人気のスターバックス。今年は鳥取に新店舗ができ、地元の方々から大歓迎されているニュースが流れていました。
日本上陸以前から、ブランドは確立されていたかと思いますが、それでも、人気の移り変わりの早い日本で定着するには、強い理由があったのです。
その一つが、ワンモアコーヒー。

“売り上げの減少を食い止めるために始めたことのひとつが、「ワンモアコーヒー」です。以前から同一店舗内では100円でお代わりができたのですが、それを同一店舗でなくてもいいというように拡大したわけです。ショートサイズのドリップコーヒーは1杯300円ですが、2杯で400円なら高くはないですよね。そして、それがきっかけとなって下がり続けていた売り上げが底を打ち、そこからは右肩上がりとなりました。”

-スターバックスコーヒージャパン元CEO・岩田松雄氏インタビューより

小さなことですが、これを利用するお客様が多かった、ということなのでしょう。
元々、スターバックスのコーヒーは、ある一定時間を過ぎると処分することになっているそうなのですが、このワンモアコーヒーのおかげで、処分するコーヒーが減り、さらにはコストをかけずに、お客様をファンにすることに成功したのです。

デザインはビジョンを設計すること

セブン&アイ プライベートブランド「セブンプレミアム」

最後に、セブン–イレブンのプライベートブランド「セブンプレミアム」の事例をご紹介します。

先ほど、失敗事例として、デザインにお金をかけたけれど、中身と外観が見合わなかったという事例をご紹介しましたが、
こちらは、外観とビジョンをうまく融合させて、見事にブランド力を上げることに成功しています。
それまでは、パッケージのロゴやデザインに統一性がなかったそうですが、統一感を持たせたり、同じロゴを全製品に配置したりするなど全面リニューアルをすることで、
パワフルに生まれ変わったそうです。

案外軽視されがちなデザインですが、統一感の持つ威力は他を圧倒します。
また、同じブランドの商品だから、と信頼して製品を購入いただくきっかけにもなりますね。

やるべきことを、コツコツと

いかがでしたか? 有名企業でさえ、思い通りにはなりにくいブランディング。
うまく進めるには、思い込みを捨て、お客様の声に 耳を傾け、地道にやるべきことをやる。そんな姿勢が一番良いようです。

お客様の満足度が高くなれば、自然とブランド力は増していく、ということなのかもしれません。

参考記事:

過去の4つの失敗事例から学ぶ、企業のソーシャルメディアを使ったキャンペーンの正攻法http://wired.jp/2012/10/02/socialmedia_campaigns/
デザインに大金かけて大失敗
http://www.nikkeibp.co.jp/article/miraigaku/20140812/411363/
スタバはなぜ値下げやテレビCMをしない?高いブランド力構築の戦略を元CEOに聞く
http://biz-journal.jp/2013/10/post_3098.html
「デザインによってビジョンを見せる」--佐藤可士和(サムライ クリエイティブディレクター・アートディレクター)
http://net.keizaikai.co.jp/archives/11820