お饅頭理論で顧客や取引先と共生を図る!

私は会社で良く「お饅頭理論」という話をします。

「お饅頭理論」というのは何かと思われるでしょうから、少々、説明します。

私がまだ、幼稚園や小学生の頃、出身地の鹿児島では、どこの家庭でも兄弟は5人前後が普通でした。その結果、大変貧しく、食事は一大事でした。兄弟で食べ物の奪い合いをしていたからです。

ところが、二人で分ける場合、どちらかが「10個のお饅頭のうち、6個を相手にあげれば、問題はほぼ片付くことに気がつきました。

当たり前の話かも知れませんが、弊社ではお客様や関係会社様との取引に、この理論を応用するよう、いつも社員に話しています。

問題が起きた時だけでなく、普通の取引でも相手に6個のお饅頭をあげ、自分は4個頂く気持ちで感謝して取り組む。これがI&Dの「お饅頭理論」です。この「お饅頭理論」を共有する人々との取引は、スムーズで大変気持ちが良いものです。

この理論は従業員と経営者の相互関係や友人との関係、顧客や関連会社との関係にも応用できますね。

私の友人で「山と渓谷」の表紙を飾る沢登りの達人がいます。彼にこの話をしましたら、アイヌやケルト族では古くから似たような法則を利用しているとのこと。

アイヌの場合、具体的には、鮭を10匹取った場合、1匹を自然に帰し、残り9匹を周りの関係者に5匹、自分達の分け前は4匹という具合です。1匹しか取れない場合は自然に戻すそうです。何百年も前から自然と共生していたのですね。

弊社の「お饅頭理論」は、従業員、顧客や関連企業との共生の法則なのかもしれません。

2008年4月13日 福重

福重 広文
福重 広文

起業家支援財団評議員, 起業家支援財団学生奨学金審査委員