柳生家の家訓

 

私は、約10年前に多摩大学大学院の博士過程前期の経営情報学研究科を修了した。

多摩大学大学院は、社会人経験が3年以上あることが入学の条件であり、選んだ理由は主に3点あった。

一つは土曜日(AM9時~18時)、フルに集中すると2年間で修了(大学院は終了ではなく修了と言う。由来は身を本当に修めることから来ているのではないかと思う。)出来る。

二つ目は、教授陣が実業界の経験者が豊富であること。(これは中小企業の経営者には、大変心強い相談相手やメンターが、一度に複数できることを意味する。)

しかしながら、今思い起こすと、一番良かったのが同期や上下の人的関係が出来たことである。

私の同期は14名程度であったが、出身大学は北大1名、早稲田の理工学部出身が2名、商学部出身者が1名、慶應大学が1名、東京学芸大学が1名、現役の博士の医者が1名、青学が1名など、一流の大学出身者が殆どで、ノミニケーションで彼らのネットワークを介して人脈が拡がった。

これが多摩大学大学院に入って良かった3つ目(後でわかったこと)である。

修了してからは、同窓会の事務局長を4年拝命し、現在は副会長をやらせて頂いている。

多摩大学大学院の素晴らしさは同窓会が活発に活動していることも挙げられる。同窓生には東証1部上場企業の代表者など、中小企業の経営者も含め100名近くが現役の経営者として活躍中である。

多摩大学大学院の教授陣、同期、同窓会などを通じ、いつも感じたのが、柳生家の家訓である下記の言霊である。

「小才は縁に逢って縁に気づかず、

中才は縁に逢って縁を活かさず、

大才は袖触れ合う他生の縁もこれを活かす。」

意志のない所に道は開けない。

自分から胸襟を開き進むことが大切であると、言い聞かせる毎日である。

2008年5月1日 福重 広文

福重 広文
福重 広文

起業家支援財団評議員, 起業家支援財団学生奨学金審査委員