KJ法よ永遠なれ!
本日の日経新聞朝刊に川喜多二郎先生のご逝去の記事が出ていた。
享年89歳であった。
私が先生とお会いしたのは、ちょうど20年前頃、目黒のご自宅の2階の道場であった。
道場と書いたのは、KJ法を実施するために畳の40畳ほどの、それこそ柔道場のようなだだっ広い部屋なのだ。
名刺大のメモ帳に考え付いたことをどんどん書いていき、それをグルーピングしながら、考えをまとめて行く作業を繰り返す。今、思えば演繹法と帰納法をカードで繰り返していたのだなと思う。
私は、このKJ法を独自にエクセルに展開し、大学院の修士論文作成に利用した。
おかげ様で本当に便利で、エクセルで1シートごとに章をつくり、それをワードに貼り付けると簡単に論文が出来上がった。ワードで最初から書き出すとページが膨大になった論文などは前後の関係がわからなくなってしまうのだが、エクセルでその作業を終えると、ワードは単に整理して広げるだけの道具であり、本当に助かった。
先生に感謝しながら、KJ法は永遠なれ!と合掌