「間」と「呼吸」
今回はコミュニケーションにおいて重要な「間」と「呼吸」についてお伝えしたいと思います。
大統領の名演説、あるいは映画の名俳優の会話等を聞くと 必ずと言って良いほどこの「間」があります。
逆にどんなに素晴らしい美辞麗句を並べたとしても「間」を 取らずにぺちゃくちゃ話した場合、字の通り「間抜け」な会話になってしまいます。
「間」は話の語と語を引き立たせ、聞き手の心に響かせるために非常に効果があります。
普段、テレマや営業は勿論、コミュニケーションにおいても この「間」は意識する必要があります。
あるセールストレーナー曰く、「話の3割は間で伝える」のが 効果的だそうです。
実はこの大切な「間」にとって大敵となる言葉があります。 それは話の中で無意識に出てしまう「えー」とか「あのー」 といった言葉です。
私もテレマをやっている業務上、自分の声を録音で聞いて みましたが、驚くほど「あのー」という言葉を無意識に連発(!) していて愕然としてしまいました。
せっかく意識して「間」を取ったとしても、これらの間延びした 言葉を発してしまうことで、台無しになってしまいます。
まずは意識して「えー」「あのー」「そのー」といった言葉が出そう になったらぐっとこられて「間」に変えることで、プレゼン自体が パワフルになり相手の心にも響きやすくなります。
「間」と同じぐらい重要なものがあります。
それは「呼吸」です。
新米の営業マンなどに共通してみられるのが 呼吸が「浅い」という点です。
逆にお客様から信頼される営業マンに 共通しているのが呼吸が「深い」という点です。
「呼吸」が浅くなってしまうと対面であろうが、電話越しであろうが それが相手に伝わり、聞いている本人も聞きづらくなります。
セールスの場合、見込み客の呼吸が「深い」状態で営業マンの呼吸が「浅く」なってしまうと殆どの場合セールスに失敗します。
さらにひどい事にお互いの呼吸が「浅く」なると会話自体がボロボロに なって成立しなくなってしまいます。
逆に見込み客の呼吸が「浅く」なっても、営業マン自体はどんな質問 を受けても呼吸を乱さず「深く」保ち、落ち着いて堂々と受け答えすることで 見込み客から信頼を勝ち取り、契約へと繋げることができます。
呼吸を「深く」保つために訓練として効果的な方法として「腹式呼吸」があり、 ネット等でも紹介されておりますので、参考にしてもらえればと思います。
いずれにせよ、この「間」や「呼吸」においても普段の仕事や社会の生々しい コミュニケーションの「現場」において鍛えていくのが一番かと思います。