時間を凝縮させることの価値

以前、テレビでソフトブレーン株式会社の社内でのユニーク施策として、毎日定時になるとオフィスの照明が徐々に強制的に消灯されていく様子が紹介されていて、とても面白いと思いました。
当然、営業スタッフであろうと管理職であろうと部屋が暗くなっては仕事ができなくなるので、スタッフ各々が定時までにいかに効率的に仕事を終わらせるかを必死に考え、業務に携わるので、結果的に組織の生産性が上がり、コストの削減に繋がるということになります。

私が以前、大手系のメーカーで勤務していた時、仕事が片付かず毎日夜10時や11時頃まで残業していた時期がありましたが、ある優秀な先輩が言ってくれた一言が今でも心に残っています。
「遅くまで残って仕事するのは簡単なんだよ。」
その人はいつも色々な仕事を抱えて多忙にしていたのにも関わらず、仕事をどんどん処理していつも周りのスタッフより早めに仕事を切り上げていました。
世の中、遅くまで残業して仕事をすることに対してよく見られる傾向があると思いますが、実は全く逆で遅くまでダラダラと業務するとその分コストが掛かり、生産性も落ち、会社にとっても従業員にとってもマイナスです。

逆に残業せずに定時内で仕事を完了することは会社にとってメリットとなるだけではなく、従業員にとっても退社後、余った時間を有効活用して資格の勉強やビジネススクールに通ったり、会食をして価値ある人達との人脈作り等に当てられ、充実した人生を送れるようになります。
「そうは言っても、営業スタッフは日々外出が多く、社に戻ってからも提案書の作成や報告書等を書かねばならないのに定時に退社するというのは不可能だ」という声が返って来そうです。
でも、果たしてそうでしょうか?

いまやPCやモバイル端末があれば場所や時間を問わずいつでもどこでも仕事をすることが可能です。例えば電車で移動中に提案書を作成したり、外出先でも隙間時間があれば喫茶店に立ち寄って電話したりPC画面を見ながら仕事をすることもできますし、帰りの電車の中で報告書の作成をすることもできます。
従って重要なことはまず「残業ありき」で仕事をするのではなく、従業員なら「絶対に残業しないで定時に仕事を終わらせる」、経営者や管理者なら「残業をさせないでいかに定時までに仕事で成果を出させるか」という気構えで、どれだけ作業を効率化して凝縮した時間を過ごすかということに注力すべきだと思います。

勿論、精一杯努力したけれでもそれでも定時までに仕事が完了しない場合もありますので、その場合だけは残業するという姿勢で日々仕事に取り組めば会社の生産性は自然と高まり、また個人も仕事、プライベートともに充実した人生を送れるようになり、会社・従業員ともに大切なことだと思います。

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