【BtoBマーケティング~作戦篇】

本日は、孫子の作戦篇第二の壱についてお話します。
こちらは、
「兵は拙速を聞くも、いまだ功の久しきを賭ざるなり」です。
「戦いで、短期決戦に出て成功した例を聞いても、
長期戦に持ち込んで成功した例を知らない」という意味です。
戦いはLogisticsが必ず、重要になります。
太平洋戦争の日本軍のようにLogisticsが長くなり、補給船は
米国の潜水艦でやられる。ニューギニアやガタルカナルなど
とんでもないところまで兵站を伸ばし、兵隊は食べるものもなく
飢え死にする。腹が減っても高楊枝では、戦は出来ないのです。
中国では、内陸部に日本軍を引き込んで補給路を長くする。
長くなった補給路をゲリラ戦で破壊する。橋や道路を爆破する。
などで兵站を分断作戦にしたわけです。
ナポレオンは、冬のアルプスを越え、補給路を長くしてロシアで冬将軍
にやられてしまった。古今東西、2500年前に孫子が注意している
わけである。
 現代のマーケティングに当てはめるとどうだろうか?
言葉は変わった。
アジャイル、リーン生産方式などがそうである。
大がかりな検討、設計、開発、販売ではなく、まず必要最小限の
ところから、素早くやる。
そして、お客様の声を聞きながら、頻繁に改善や機能強化を図る。
これは、まさに孫子が唱えている「功遅ではなく拙速で良い」と
いうことである。多少の問題があっても迅速に行動する。
このことがマーケティングや経営でも求められている。
それは、2500年間、変わらないのである。
2013年3月9日(土)【3582日】福重 広文
福重 広文
福重 広文

起業家支援財団評議員, 起業家支援財団学生奨学金審査委員