【彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず】

本日は、謀攻篇 第三の参について話してみたいと思います。
謀攻篇 第三の参は、
「彼を知り己を知れば、百戦して殆うからず。
彼を知らず己を知らざれば、戦うごとに必ず殆うし」
意味は、敵を知り、己を知るならば、絶対に敗れる
気づかいはない。
敵をも知らず己をも知らなければ、必ず敗れる。
勝利の目算を立てるには、次の5条件を当てはめてみる。
1.彼我の戦力を検討して、戦うかどうか判断できる
2.兵力に応じた戦いができる(弱者、強者の戦略)
3.君主と国民が心を一つに合わせていること
4.万全の態勢を固めて敵の不備につけこむ
5.将軍が有能で、君主が将軍の指揮権に干渉しない
これが、勝利を収める条件である。
ここで、現代に当てはめて見るとしよう。
1.まず、社内の人、もの、金を把握する
最低、月次で損益や資金繰りが明確でないと内部崩壊する。
営業力はどうか?モチベーションはあるか?
数字を達成することを当たり前のことと営業部員が捉えているか?
商品やサービスは競合と比べてどうか?
バリュープロポジションは定期的に見直しているか?
競合別にバリュープロポジションを策定しているか?
2.次に市場を見よう!
競合はどのような戦略を取っているか?
自社が競合と比べ、弱者であれば、局地戦、一騎討ち、諜報戦
一点突破作戦などをこまめにしかける。
自分が強者であれば、キャッチアップされないよう、大量購買で
仕入れを下げる。サービスであれば品質を高めると同時に価格を下げる。
3.社内組織はどうか?
社内融和となるような、懇親会やイベントなどを頻繁に行っているか?
社長や責任者が一般社員と会話する機会を定期化しているか?
会社の理念、ミッション、夢を経営者は、頻繁に語っているか?
4.競合のシェアを奪う
会社も人口も減少していく現在、競合の市場を奪う以外に売上増大は
見込めない。製品、サービス別に戦略を転換する。捨てる。
これらを迅速にやる。
5.代表者が部長クラスを信頼して任せているか?
信頼して任せなくては人は育たない。
多少、失敗はあっても、我慢して任せることが経営者の器量である。
ただし、韓非子の言うところの「将に二柄あり、それは刑と徳(賞)なり」
を忘れてはいけない。
2013年4月2日(火) 【3558日】 福重 広文
福重 広文
福重 広文

起業家支援財団評議員, 起業家支援財団学生奨学金審査委員