【なぜ、川崎モデルは成功したか?】を読んで

「川崎モデル」の定義はそれぞれ異なるが、
共通することがあると藤沢久美さんは言われる。

それは、
1.支援する人々が企業のことを良く知っていること。
2.そして、自分のことのように企業のためになにをなすべきかを考え、実践する。
3.しかもそれは、一人の担当者がリードして動くのではなく、
支援担当者それぞれが創発的に動き、多くの人を支援の渦に巻き込んでいく。
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このストーリーでは、

「志」、「利他の精神」
「自分の使命」は何であるか、深く考えている人々が登場する。
そこにビジネスモデルとして各種認定制度を作っている。

川崎モデルの基礎を作った、三浦さ、田村さん、伊藤さん、
櫻井さんはなぜ、このような活動を始めたのか?

田坂先生の「仕事の思想」

なぜ、我々は働くのか?
市役所の役割とは何か?
市役所という組織の中で、何を目指して働くのか?

それは、「志」、利他の精神

田坂先生の言葉を借りれば、
「行動に駆り立てる何か」を持つ。

そして、1994年の川崎市空洞化を問題意識として、
若手中堅社員で勉強会を立ち上げた。

そこには、
社会や組織(川崎市、自治体)に対する矛盾や憤り、
他者(中小企業経営者)への深い共感、
日本型経営を自治体で実現したい思い、

があったと思う。

田坂先生の言われる「個人の知恵」から「集合の知」へと
変化していく過程。

川崎市の職員と共感したコンサルタントが体現して行く。

そこは、現場主義、知識ではなく知恵に変えるビジネスモデル
を、次から次に発生する「知の創発」がある。

例えば、様々な刺激を与える八方良し「親身な賞」、
しかし、経営者も、支援する人々も健全な依頼心、ある間合いを
持った密着度で知恵を出しあう世界、ある意味大人の世界

日本の中小企業経営者は、健全な心で外部の知恵を借りること。
そして経営のスピードを上げることが大切。
これからはオープンプラットフォーム(見える化)でやること。

支援者、経営者が相互に「冷暖自知」を極め共感し、知恵を創発する。
そして、お互いがお互いに感謝する。

感謝されると嬉しくなる。

嬉しくなると気持ちが良い。

そうなると、さらに上を目指して楽しく働く。

楽しくて、疲れを知らない。
だから頑張る!

そして、またまた、感謝される。

これが「成長のアップスパイラル」

結局、志から始まる。

だから、
組織であれば、
国であれ、自治体であれ、会社であれ、NPOであれ、
家庭であろうが、個人であろうが・・・

理念、使命、目標、ビジネスモデルを
持って生きた方が幸せ。

ないと、方向性の定まらないクラゲ組織・・・
短い人生だから・・・もったいない。

国や会社の理念だけでなく、

■家庭の理念
■自分(個人)の理念

があっても良い。

特に失敗を、だれよりも経験した身だから、
自分個人の理念が最も大切だと思う。

なぜなら、修身斉家治国平天下【大学】

天下を平らかに治めるには,まず自分のおこないを正しくし,
次に家庭をととのえ,次に国を治めて次に天下を平らかに
するような順序に従うべきである。

2014年5月7日 福重 広文

福重 広文
福重 広文

起業家支援財団評議員, 起業家支援財団学生奨学金審査委員