今年の正月から読み取る、現代のデジタル事情

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明けましておめでとうございます。

宣言通り”初売り”に行ってきました。
まさかこんな正月が日本にあるとは想像していませんでした。。。

今年初めての深夜徘徊

年末のブログにも書きましたが、PCの福袋を求めて年末に行われる家電店のWeb先行販売に初チャレンジ!

http://www.iad.co.jp/drm/consultant/2015/12/post-8781.html
結果は惨敗したため、元日の店舗販売でゲットという大義名分とともに前日の大晦日から外出。

一石六丁を目的に31日の23時から並ぶ予定が22時に都内某吉○寺店舗到着。
相方も到着していたので約12時間の初体験をスタートしました。
 1.初めて店頭で一夜を明かす
 2.深夜の街や人波を眺められる
 3.キャンプグッズばりの防寒セットでピクニック気分
 4.どんな人達が前日から並んでいるのかわくわく
 5.噂に聞いていたリアルタイムの情報戦がどのように行われるのかこの目でみれる
 6.オフィス付きのセカンドPCを最安値でゲットする

極寒の寒空を想像していましたが、実際の待機場所は屋根つきの待合スペース。

完全防寒では汗がでるぐらいで、ちょっと拍子抜けのスタートでした。

初売りはお祭りではなくビジネス?!

待合スペースには既に50人以上が待機。

友達同士からカップル、親子や老夫婦とバラエティに富んだ方々が待機されていらっしゃいます。
事前に過去の傾向をネットで調べて、参拝後の人の移動を想定して前日から参戦しましたが列形成の時間は年々早まっているようです。

周りの方もおっしゃっていましたが列形成の時間が早まっているのには次のような要因が考えられるとのこと。
 1.年末にネット先行販売されてから、情報拡散による参戦者が増えた。
  -袋の中身がWeb公開されたことにより、お求め安くなった。
  -福袋について多数の人が知った。(外国人含む)
  -先行販売で敗れた人がリベンジ ← 私も入ります^^;
 2.ECサイト増大により、転売が容易になった。
 3.モバイルにより、外出先でも情報収集が可能になった。

実はこの変化が、福袋購入理由に大きな影響を与えている様子です。

私のイメージしている福袋は”グリ○のおまけ”
何が入っているかは買ってからのお楽しみでした。
あくまで年初最初のお祭りイベントです。

しかしながら周りから聞こえてくるのは、中身予想ではなく中身の解析結果でした。
(1万円の福袋には、AorBorCが入っていて、Bが一番当たり など…)

目的は満足度の最大化

周囲から聞こえてくるのは、福袋の中に入っている商品名とオークション価格。
それと差益を計算したうえでの時給換算の数値。

どうやら、結果によって選択肢が3つほどあるようです。

そしてこれが多数の方が前日から初売りに並ぶ理由になってました。
 1.自分が欲しいものを手に入れる。 ← 一般的な購入目的
 2.転売して、自分が欲しいものを購入する資金にする。
 3.転売して差益を得る。

今年はその選択が可能になった時間は夜の1:00以降でした。
理由は、Webで販売された先行予約の福袋の配達が1月1日。
日付が変わった0:00以降に荷物引取が可能となり、購入された方が商品画像をSNSにアップするからです。

物流会社もサービス向上の一環として24時間体制で対応するケースが増えてきました。深夜でも配送元に取りに行けば、荷物を受け取れます。
そのため、店舗購入の家電福袋は、実際に購入する前に中身を知ることが出来ることが可能であることを参列者は知っていました。

福袋を開けて一喜一憂していたのは今や昔、現在は対価を得るための活動という意味で仕事と変わりません。
情報戦を駆使し実益を得る活動としては、環境をうまく利用していることに感心しました。

ただ、お祭り気分で参戦した自分と相方にとって、早々にネタばれされた後の待機時間はあけおめメールや書き込みをするだけの冷たい夜となりました。

<PCは購入できたの?>
おかげさまでゲットです♪自分専用に使えるPC購入を目的に参戦しましたので結果に満足です。
ただし、私が選んだ金額のPC福袋はSNSでは昨年と比べてお得感が無かったらしく”ゴミ”とか”別店舗から買った方が安い”とか書かれてました。
福袋の中には他にもいろんな商品が入っているし絶対お得なのですが、書かれている方の判定は換金可能な対象の総額でしかない様子。

結果、昨年は当たりと解析され1:00に並ばないと購入できなかったPC福袋が、今年は朝の5:00から並んでも購入できたようです。

祭りの後?仕事帰り??

ネットで初売りの情報を検索すると、各地で様々なことがあった様子。
 -朝4:00に、並んでいた300人のうち200人が帰った(福袋の中身が判明した後)
 -外国人が大挙して割り込んできた
 -前後が外国人でトイレにいけない
 -業者風の人達だけで用意された数の福袋が完売
 -並んでいただけでSNSに顔写真をアップされた などなど

実際に警察官が出動したとの書き込みがSNSにも上がった。
店舗の方もお客様に徹夜で精一杯の対応。
だが、福袋を楽しみに早くから来店し順番に買い求めるお客様の想定では、対応も難しいだろう。

顧客満足度向上を売上に直結すべく始めたWeb先行販売。
しかしながら、果たしてその目的は達成されているのでしょうか。

実際に今年参加して感じたのは、一部の顧客による想像以上の情報量と解析のスピード。
そして情報活用の速さとそれを踏まえた行動力。

実際に子供や老人にとっては、以前より機会損失が発生しているかに感じました。

状況の変化を捉え、現状で最適なツールで必要な情報を得、活用する。
ビジネスも手法は同じですが、BtoBにおいてソーシャルで得た情報をそのまま活用するというわけにはいかない。
総合的にツールの仕組みや情報解析スキルが求められるマーケティングテクノロジストの必要性が求められるのもBtoBマーケティングでは正しい活動に必要なマーケティング情報の解析が、多岐にわたるデータを素材として扱う必要があるからです。
たまたま結果がでたのは、マーケティングではない。
継続して結果を出し続けるため、結果に繋がる活動にフォーカスします。

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帰り際、携帯ゲームらしき大きさの福袋をもった小学生が”DSげっとだぜ!”と叫びながら目の前を駆け抜けた。
大満足のガッツポーズ。
聞こえてくる会話から、1年間家のお手伝いを続けてやっと手に入れたらしい。
徹夜明け、仕事帰りのような疲労感を一気に吹き飛ばしてくれた。

今年はお客様の満足な笑顔で癒され続ける一年にしたい。

菊地 晃
菊地 晃

業務パッケージメーカーに在籍し、プロダクトマーケティングからルートセールス・ハイタッチセールスまで、 営業企画と営業活動の上流から下流まで幅広く経験。\nその後、ERP系SI企業でダイレクトセールスを経験した後、I&Dにて業務系サービスを中心にプロジェクトを担当。 業種・業務にフォーカスした活動経験が豊富。