かなり以前になりますが、学生時代に観たテレビ番組で、或るやり手の大阪の商人が紹介されていました。
その番組の中で、その商人はあるところからお茶を1缶15円で仕入れ、付き合いの あるスーパーに1缶20円で卸したのですが、面白いことに、スーパー側はそのお茶を 1缶19円で広告の目玉商品として売り出されておりました。
単純にお茶の缶だけの販売で考えると、売れば売るほど赤字になる訳です から、商売としてはあり得ないということになります。
しかし、実際はお茶だけを目当てに買い物をする人はまれで、普通は他の 食料品等も一緒に購入するので、(お茶で損をしても)買物全体でプラスとなれば 商売として十分成り立つ訳です。